くるま情報発信サイト 【 雑 記 】

雑 記 7

このページでは ただ思いつくままに車以外のことも書きます。
登場人物を始めとして 内容についてはかなりフィクション性が強くなると思いますので ”お気に入り”に登録したり、”他の方”にすすめたりしないようにお願いします。(笑)
(他のページは真面目に作っていますので誤解のないように・・・。 2007年9月25日記)

登場人物

 私

 マー君

 トンちゃん・・メル友(たぶん女性?)

 その他

2009年5月24日

こんにちは 

 鎖骨の骨折、それは2〜3ヶ月で治るはずですが 最近悩んでいるのが頭、首を中心とした変な ”しめつけ”。下を向いたり、食事をとるとき特にひどく、急にものすごい重しをかけられたような、 ぐーっと首を絞められるような今まで経験したことのないものです。こうしてパソコンをたたいて いるときもしばしば休みをとらないと 視界がどんどん暗くなってくる始末です。食事時間も30分以上 かかり(食べ物がのどを通らない)、 とにかく明日は病院へ行ってみようと思います。どんな結果がでるのか。(恐々)

 それでは・・

2009年5月31日

こんにちは 

 人生には予期せねことが度々起きるものです。
今回もそれは突然にやってきました。
鎖骨の骨折はともかく、首を中心とした変な”しめつけ”と”こわばり”の原因を調べるため ある大きな病院を訪ねたときのことです。
 広い病院なので今回は女房同伴、移動は病院の車椅子を利用しました。そして いくつもの検査を 受けている途中でトイレに行きたくなりました。片側には「内科」「外科」などの診察室が並んで います。そして その前にはたくさんのイスが並べてあり、たくさんの人々が診察を待っている 場所があります。その反対側の並びに私が目指す「身障者用トイレ」がありました。普通、トイレは 入り口からの通路が1度か2度曲がることによって トイレの中が直接見えるようなことはありません。 しかし 「身障者用トイレ」は車椅子の関係もあり、入り口から曲がることなく直接入れるように なっています。そしてこの構造が 使い慣れていない私に悲劇(?)を生むとはこのトイレに入るとき、 少しも想像することはできませんでした。
トイレに入り、ズボンを下ろし、女房の手を借りて便座に腰を下ろしたとき女房殿が言ったのです。
「わたし、外で待っているから・・」
私はこのとき、ものすごく”イヤな予感”がしました。
案の定、女房は私の普通でない姿をすっかり忘れて なんのてらいもなく「開」のボタンを押して しまったのです。大きな扉は音もなく開きました。その瞬間、隣の女子トイレに向かっていた 女性が開く扉につられて中を覗いてしまったのです。私と目がバッチリ合ってしまいました。 見られてしまったのです。もちろん その女性に罪はありません。と言うより何事もなかったように 毅然として歩き去ったその女性には感謝の気持ちすら生まれました。私はと言えば、最初はあまりにも 突然のことだったので「ポカーン」としていましたが そのうち羞恥心のためか”首のこわばり”が 全身に拡がっていくのを覚えていました。 一方、事の発端となった我が女房殿は再び失敗を繰り返してしまったのです。扉が開いた時、すぐに 「閉」のボタンを押せば被害(?)が最小限に済んだのに 何を思ったかあわてて外に飛び出して 「閉」のボタンを探したのです。この何秒かの時間、女房という障害物がなくなったために、診察を 待っている多くの人と直接顔を合わせねばならなかったのです。私は再び見られてしまったのです。 しかし 気を使ったのは見られた私より、むしろ見た人たちかも知れません。すぐに目をそむけると ”見た”という証拠になるので 皆さん最初は”ボワ〜ン”(焦点を合わせない)とした表情になり、 その後おもむろに各自の方角に首を向けてくださったのです。たぶん 心の中で「何も見てない、 何も見てない」と言いながらー。(笑)
 あとで気づいたのですが このトイレは扉の内側にカーテンが設けられており、それを利用 すればこんな悲劇は生じなかったのでした。(大笑)
 さて 私の検査結果ですが「脳のCT」も「血液検査」も「胃カメラの検査」も全然問題は ありませんでした。

 それでは・・

2009年6月7日

こんにちは 

事務所前には白いバラが咲いています。
道路には数年前から植えられているポピー(?)の
花の帯が続いています。
窓から見えるざくろの木にも赤と白の花がー。
6月は花が途切れることはありません。
ただ 最近ちょっと気になることがあります。
それは 花はたくさん咲いているのにその花の間を
飛び交う"蝶々"の数が今年は少ないように思うのです。
そのことをお客さんに話しすると、
「確かにそうだな、半分ぐらいかなー」とのこと。
やっぱり 私の思い過ごしではなかったようです。

赤とんぼの大群を見なくなって もうずいぶんになります。
よく道に寝そべっていたヘビは何処へいったのでしょうか。
工場の灯りに飛んできたカブトムシをもう見ることはありません。
それから テレビではミツバチが激減したとのこと
何かが少しずつ変わってきているようです。

さて 6月は花のほかにもうひとつの楽しみがあります。
それは 近くの小川で見る蛍
今年もマー君の「ワァー!」と言う声が聞けたらいいのですがー。

 それでは・・

2009年6月14日

車の中で 

「マー君!もう梅雨に入ったんだよ」
「梅雨はね、空が曇って雨の日が多くなるんだよ」
「・・・・」
「マー君は外で遊べないけど、でも梅雨って大事なんだよ」
「じゃがいもさんもサトイモさんもみんな雨が必要なんだ」
「・・・・」
「ほらっ! あじさいさんもあさがおさんも喜んでいるね」
(ガチャ、ガチャ、ガチャ)
「できた!」
マー君の声に、振り返ってうしろの席を見ると、
おもちゃの車を組み終えて満足そうなマー君の顔がありました。
ん〜ん、残念!
今回も”心が豊かになる”私の話は マー君の耳に全く入っていなかったようです。(笑)
さて こんなマー君、先日 会社から自宅に帰ると
「お帰り!お先にいただいていま〜す」と台所から元気な声、
おもわず吹き出しそうになりましたが 朝顔の葉っぱのように
日に日に成長しているように感じられ、うれしくなりました。

 それでは・・

2009年6月21日

 こんにちは

 6月19日の夜、我が女房殿が洗面台で何かを洗っていました。
覗いて見ると一掴みの”杉の葉”です。
こんな夜に変だなっと思っていたのですが そのうちに
「キャーッ!」っと大きな悲鳴がー、
近寄ってよく見ると 女房がこの世で一番恐れている蜘蛛が
あわてて洗面台から逃げようとしていました。
いままであまり見たことのない小さな”緑色の蜘蛛”です。
そこで初めて 杉の葉を洗っている理由を聞くと
庭先で見つけた”蛍”と一緒に虫かごへ入れるためだと分かったのです。
そして準備が整うと さっそくマー君の部屋で”蛍鑑賞会”です。
真っ暗にした部屋でたった一匹の蛍でしたが その淡い緑色の光が
意外と明るいのに 一同改めて驚きました。
「よしっ!マー君、じゃ明日近くの小川へ行ってみよう」
「でも この蛍さんは明日の朝、放してあげようね、短い命だから」
「んっ、いいよ」
 6月20日の夜、マー君はおばちゃんと近くの小川に行ってきたようです。
”ほたる乱舞”とまではいかなかったようですが 何匹かの蛍が見れたとのこと。
「きれいだったよ」
満足そうなマー君の笑顔がありました。
 次の日の朝、すなわち 今日の朝、マー君が私に言いました。
「おじいちゃん、きのうへんなゆめをみたよ」
(来た、来た、子供って一番印象に残ったことを夢に見るんだ)
「ふしぎなゆめだったよ」
(そうだね、蛍の光って不思議だね)
「へんなとけいがでてきたんだ」
「えっ!蛍じゃないの?」
がっかりした私はそのあとの話がほとんど耳に入らない状態、
マー君の興味対象は もう”蛍”から別のものに移ったようです。
ん〜ん、残念!
今回も私の”情操教育”は やや空振り気味に終わったようです。(笑)

 それでは・・

2009年7月12日

 こんにちは

不意の転倒、頭部強打
遠のく意識、その後女房に発見される
戻らない記憶力(子供の名前も言えない)
病院での検査の結果、頭の中で出血
即、入院
その後、退院(正確には脱走?・・笑)
今は頭痛と少しの記憶喪失は残っていますが
なんとかみんなの力を借りて生活しています。
やっぱり、なんと言っても健康が一番ですね。

<余談>
 先日、頭痛がひどくなったので帰宅後、横になっていると
「おとうさん、18日の飲み会どうですか?って村の方が玄関で」
と女房の声がー、
「ん〜ん、出血(しゅっけつ)しているからちょっと・・」
と言ったあと、再び女房の声が玄関先で
「しゅっけつ(出欠=出席?)します。よろしくお願いします」
「お〜い!」
私の”頭痛”は当分続きそうな予感がします。(大笑)

 それでは・・

2009年7月26日

 こんにちは

 先週、同じ日にある二人の方と話する機会がありました。
御二方とも「うつ」の症状で治療中です。
他にもやはり同じ「うつ」と闘っている人を何人か知っています。
最近、多くなってきているようです。
一人、20〜30分ぐらいお話をさせてもらいました。
ちょっとカウンセラー気取りになっていたかも知れませんが もちろん私にそんな資格もなく、ましてや知識もありません。 ただ 私も20代の頃に「うつ」ではありませんが 「神経症」的なものを 経験していましたから 少しは心の苦しみが分かるつもりです。 そして 私の乗り越えた経験を話しすることによって ちょっとでいいから 気持ちをゆるめていただければとの思いでした。
私が知っている「うつ」になられた人のほとんどには共通点があります。
真面目で、頑張り屋さんで、責任感が強く、達成意欲も強く、完璧な結果のためには 努力を惜しまない性格の方が多いようです。 もちろん こんな性格の人はある意味理想であり、仕事でも、人間性としても、周りから 厚い信頼を得ることになります。 ただ ちょっと注意しなければいけないのは 落ち込んだときなどは、必要以上に落ち込んで しまうことです。ほんとうは心の問題なのに ひどい時は体が痩せたり、食欲がなくなったり、 睡眠が取れなくなったりと、体の面にまで症状が出てくることもあります。 もちろん 元々本人は頑張り屋さんですから なんとか治したいと頑張ります。しかし そう 思えば思うほど だんだん悪くなっていくのがこの「うつ」の難しいところのようです。
みなさん、大きな病院で治療を受けておられますから 私ごときがあえて言うことはないのですが 病院も行かずに乗り越えた私の体験を少しだけ述べさせていただきました。

真面目 → 少し不真面目でも良い(と言ってワルになるわけではない・・笑)
責任感 → 全ての責任を負わなくて良い
達成感 → 100%達成しなくても良い(目標は100%でも)
対人関係→ 全ての人に良く思われなくとも良い
その他 → いろいろ

もうだいぶ前のことですからほとんど忘れてしまっていましたが とにかく言いたかったのは 「うつ」も「神経症」も無人島で一人住んでいればならないこと、つまり 人間関係があるから なったと考えられること。それから 性格が大きく影響していること、そして その性格は生まれつき のものだから 変えることは非常に難しいが ”考え方は変えれる”こと。
みなさん、なんとか乗り越えて欲しいものです。

我が家のマー君、スキップができるようになりました。
きのう 玄関先で蝉が初めて鳴いていました。
もうすぐ 本格的な夏ですね。
 それでは・・

2009年8月2日

 こんにちは

「絶対おかしいわ」
免許証の更新から帰ってきた女房が何度でも言っています。
あまりに何度も言うので どうしたのか、聞いてみると
「この免許証の写真、絶対おかしい」と言うのです。
そこで真新しい免許証を見てみましたが 特に変な顔に写っているわけでもなく、 再度、おかしい理由を聞くと
「私の顔、こんなに大きくない」
写真の枠内がほとんど顔で占められていると言うのです。
「普通、免許証の写真って胸の上ぐらいから写っているはずなのに これはそうなっていない」
私はあわてて 自分の免許証を見てみました。確かに胸の上の部分から写っていて背景もあります。 再び、女房の写真を見ると 首の上から写っており、背景もほとんどありません。 例えが悪いかもしれませんが 鉄板一杯に拡げた”お好み焼き状態”になっていたのです。(笑)
でも不思議です。免許証の写真だったらカメラの位置も 撮られる人の位置も固定されて いるはずですから ほぼ同じ状態で写真の枠内に収まるはずなんですがー。
っとなると・・。 私の頭にある恐ろしい考えが浮かんできました。それは
”女房の顔は普通の人よりデカイ!”(笑)
ただ これは絶対、口に出してはいけない言葉です。彼女を深く傷つけるのは間違いなく、 そのしっぺ返しが私に向けられるのは容易に想像できたからです。
「ピント合わせとか、なにかでそうなったのかも」
っと なんとかこの話題を終わらせようとしたのですが 女房は合点がいかないらしく
「今度行って 撮り直してもらう!」っと本気で言っていました。 もうこうなると 私にはなす術はありません。あとは”さわらぬ神にたたりなし”を決めこむ だけです。
さて この話題、家に帰ってからも続きました。
部屋で待っていたのですが なかなか晩ご飯ができたの声がかかりません。台所の方に聞き耳を立てて みると 女房と娘があの免許証の写真のことで30分も笑いころげているようです。 夕食にはもう少し時間がかかりそうなことが分かった私は”ふ〜っ”とため息をつきながら思いました。
たぶん、あの写真の一番の被害者は私に間違いないとー。(笑)

 それでは・・

2009年8月9日

 こんにちは

 昨日は久しぶりに太陽が顔を出し
玄関前にある松からは蝉の大合唱!
「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、・・・」
うるさいくらいの蝉の声は今年初めてです。
よほど太陽が待ち遠しかったのでしょう。
そんな夏日も夜になると大きな雨が降り
きょうは湿気の多い梅雨空に逆戻りです。
そして きょうはあの蝉の声を聞くことはありません。
(一体、蝉は何を感知して鳴きだすのでしょうか?)
ほんとうに今年は変な八月です。
もうすぐお盆なのに このままでは夏のない夏(?)になりそうです。

 さて我が家のミンミン蝉(マー君)
こちらは天候に関係なく 朝から晩まで鳴き通しです。(しゃべるのが大好き)
先日もこんなことがありました。
ティッシュの箱をいくつか横に並べて
「おじいちゃん!ここからはたちいりきんし(立ち入り禁止)だからね」っと。
「えっ!?」
マー君、3歳5ヶ月でこの言葉です。意味もちゃんと分かっているようです。
こんな時はいつも思います。
”ん〜ん、この子は言葉の天才かもー”(笑)
どうも最近の私は 親ばかならぬ じじばかになりつつあるようです。(大笑)

 それでは・・

2009年8月16日

 こんにちは

 普段できない片づけを ちょっとだけして
生前お世話になった叔父さんと本家のお墓まいりに行き
晴れ間を見つけて毎年恒例になっている家族でのバーベキュー
マー君は初めての夜の動物園体験へとー、
そんな、こんなをしていたら あっという間にお盆休みが過ぎてしまいました。
休みってどうしてこんなに速く過ぎるのでしょうかね。(笑)
さて 連休最後の今日、ちょっとした事件(?)がありました。

 私の友達が7月末頃に訪ねて来て、”猫を探している”と言った ことがあります。よほどかわいがっていたのでしょう。透明なプラスチック板に 猫の写真をはさみ、”家出人(?)手配”として探していたのです。 猫の特徴は顔は丸顔(猫はたいてい丸顔?)、体はふっくらしていて いわゆるトラのようなシマ模様(シマは黒色でその他はこげ茶っぽい)、 そして 一番の特徴は水色の首輪とそれに着けられた赤い鈴。 私も女房もず〜っと気になっていたので何人ものお客様に聞いてみたのですが  それらしき情報は全然なく、最近は少しあきらめかけていました。 ところが今朝、その”家出猫”が会社の駐車場の車の下にいたのです。我々が 捕まえようとするとひっかかれる恐れがあるので すぐさま友達に連絡をとろうと したのですが 携帯にも自宅の電話にも出てくれません。そこで一緒に探していた 近くのたこ焼き屋さん夫婦に来てもらうことにしました。最初は警戒していた猫もしばらく すると”知った顔”を思い出したのか、自ら奥さんの方へ寄っていき、一件落着となりました。 (7月29日頃失踪(?)したので 実に19日ぶり)
 ところで最後にちょっと不思議なことがー、(これは私の思い過ごしかもしれない)
いつもの私なら、こんな連休中でましてや日曜日ともなると朝はゆっくりしたいと思うのですが  今朝はなぜか目がバッチリあき、そのあともなぜか早く事務所に出たい気持ちがつのり、これまでとは 考えられない時間に出てきたのです。そして事務所に着いた途端に今回の出来事、 どうも 家に帰りたくなった、あの”家出猫君”に呼び寄せられたような気がしてならないのですがー。(大笑)

 それでは・・

2009年8月23日

 こんにちは

 今年はお盆を過ぎてから晴れの日が多くなり 急に暑くなってきました。
でも 体は季節の移り変わりを感じているのでしょうか?
さすがに”冷えたすいか”には前ほどに手が出なくなりました。
窓から入る夜風も少し涼しさを増したように感じます。
さて こんな時期でも我が家で以前として人気あるのがアイスクリーム!
女房とマー君は毎日コンビ二通いです。 我が家は今年、何百個のアイスクリームを食べたのでしょうか。(笑)
 私自身は夏、あまり冷たいものを取らないようにしているので 今年の夏に食べた アイスクリームは4〜5個ぐらい。ついでに言うと缶ビールは2個、事務所は 普段エアコンを入れない。家でも風呂から上がったときぐらい。10時と3時の一服 どきは気温が30度を超えていても熱いコーヒー。っと、ちょっと変人的(?)な生活を 送っています。そのおかげか、何十年も夏バテをしたことがありません。 ただ 私のこんな性格を見透かしてか、今年もまた あの事件が発生しました。

「アイスクリーム、おとうさんの分、冷蔵庫に入れておくよ」
確か、2〜3日前に女房が言ってたはずです。 でも いざ食べようと冷蔵庫を開けてみてもそのアイスクリームがありません。 ”誰かが一人で2個食べた” 最初の頃ははみんなに聞いて廻ったのですが  誰かは分かりません。しかし こうも毎年々々同じ事件が続くと誰に聞かなくとも 私には少しづつ分かってきたのです。たぶん 99%間違いないはずです。 その犯人(?)の口癖には特徴があります。そして 私は今年もはっきり、 その口癖を聞いてしまったのです。
「あらっ!変だわ?また(体重が)増えちゃった。ダイエットしなくちゃ!」(大笑)

 それでは・・

2009年8月30日

 こんにちは

バタン!
女房が事務所の戸を激しく開けて コンビニから帰ってきました。 その後、今度はマー君が怒ったような顔で入ってきます。
「もう、絶対に買わないからね!」
マー君は口を真一文字にして一言もしゃべりません。
「早く食べないと溶けてしまうよ!」
っと女房、もう買ってきたソフトクリームの頭が稲穂のようにたれています。
「ハイ!」、「ハイ!」
女房がソフトクリームをマー君の口元に押し付けようとしますが マー君は抵抗するように口元を緩めません。そのうちに右のほっぺに 少し白いクリームが付きました。それでもマー君の口は真一文字のままです。
しばらく二人のやりとりを聞いていて 私にはだいたいの状況が飲み込めました。 コンビニでソフトクリームを買ってもらったマー君が 事務所前で突然、他の ソフトクリームに替えて欲しい、っと言ったらしいのです。それに激怒した女房は冒頭に 書いた 行動となったわけです。そして全く態度を変えようとしないマー君に
「ほんとうに頑固なんだから、食べないだったらおばちゃんが食べるよ」
かわいそうになった私は
「マー君、おばあちゃんに”ごめんなさい”を言ってたべたらー」
っと言ったのですが マー君の言葉は返ってきません。それどころか口は益々貝のように閉じ、目には今にも こぼれんばかりの涙が溜まっています。マー君は必死にこらえているのです。 私はこのとき初めて気づきました。マー君は大好きなソフトクリームより、”男の意地”を 通そうとしているのだと。そしてその時、忌まわしい(笑)二つの思い出が私の脳裏を かすめたのです。

「晩ご飯、要らない!絶対食べない!」
女房とケンカした私はそう言って自分の部屋に閉じこもったことがあります。
(敵の作った食事なんか食べられるか、男には男の意地があるんだ)
しかし そうは決意してもお腹は正直です。真夜中に”グー”と鳴って眠れなくなるのです。 そして こともあろうか、晩ご飯のおかずはなんであったのだろう、などと思って しまうのです。もうこうなると”負け戦”寸前です。元々この戦いには致命的な欠点があり ました。私が晩ご飯を食べようが食べまいが女房には全く被害がないのです。むしろ ダンナが食べない方が後片付けをしなくても良いし、残ったおかずは次の日のお弁当に すればいいのですから 女房にすれば願ったりかなったりです。現に私が”グーグー” 腹を空かしているとき 女房の部屋からは”グーグー”と熟睡している寝息が聞こえるでは ありませんか。全く気にしていないのです。(笑) それからもうひとつ致命的な欠点があります。それはこの作戦、朝食までを 頭に入れていなかったことです。空腹のため時々目が覚める夜を ”男の意地”で なんとか乗り越えても 朝食まで拒否する気力はもう残っていませんでした。っと言うわけで あやまりはしませんが しぶしぶ朝食の席にすわることになるのです。結果は私の 大惨敗でした。(笑)
さて この”男の意地”でもうひとつ思い出したことがあります。それは水道の水も凍る真冬の ことでした。
「今日は帰らない!事務所で泊まる!」
帰り際に女房と大ゲンカした私は高らかにこう宣言したのです。しかし 寝る段階になって この事務所が真冬の夜を過ごすことを前提には作られていないことを知ることになりました。 部屋の広さに合わないエアコンがひとつと石油ストーブが一個、それから熱線 を使用した小さなヒーターが一個。案の定、エアコンは”夜の冷え”に負けて全然効きません。 ストーブと電熱ヒーターは使用すると部屋が真っ赤になり、外から見ると”火事”と 見間違えられる恐れがあったので使用を断念しました。私はたよりない暖房器具を あきらめ、事務所にある作業服をできるだけ身体に巻きつけて眠ることにしました。 しかし この方法では真冬の夜の寒さを防ぐことはできません。一時間もしない うちに目が覚め、あとは再び寒さとの戦いになったのです。そこで今度は車に乗って身体を温める ことにしました。確かにこの方法では寒さから逃れることができましたが 一晩中眠らないで 走り続けなければならないことにも気づいたのです。そしてエンジンを止めると一分間も しないうちに寒さが襲ってきます。(私はこの時、車には意外と断熱性がないことを 知りました。)恐ろしい寒さ、そのために眠れない夜、私は朝の四時頃、自宅の方に向かい ました。そして玄関の戸をたたきながらこう叫んだのです。
「お〜い!誰か開けてくれ〜」
気のせいか、家の中から”グーグー”と言う寝息が聞こえたような気がしました。 こうして 私の”男の意地”はまたしても大惨敗で終わったのです。(笑)

 さて 我が家のマー君、その後しばらくしてからおばあちゃんと仲直りをして  おいしそうにソフトクリームを食べていました。でも あとで聞いた話では最後まであやまらなかった そうです。どうも私の頑固なところ、見事にマー君に引き継がれているようです。(大笑)

 それでは・・

2009年9月6日

 こんにちは

 「こんにちは!」
近くの奥さんが梨を持って来てくれました。
時々我が社に寄って女房と雑談される方です。
いつもは横で聞いている私ですが 今日はなぜか、私も話の仲間入りです。 今回の奥さんの話をまとめると ダンナさんはともかく、どうも最近社会人になった 娘さんに不満があるようです。
「ほんとうに社会人になっても 何も手伝ってくれないのだから」
「先日もせっかくの土曜日くらい家族みんなで食事をしようと頑張って準備をした のにダンナはパチンコに行って帰って来ないし、娘は手伝うどころか、何度呼んでも 部屋から降りてもこない、作った料理は冷めてしまうし、もう頭に来て、頭に来て、 それで”ちょっとぐらい手伝ってよ!”と言うと何ヶ月前のことを持ち出して”私も 手伝っているじゃない!”だって。もう腹立って、腹立ってー。でどこか汚れていると、 ”お母さん、あそこ汚れてるよ”だって、分かっているのなら自分で拭けばいいのに」
もう こうなると私は聞くのみとなります。そして一言言ったのが
「ここでストレス全部発散していってください」(笑)
私自身は男兄弟三人で育ったので昔は”母と娘”の関係は美しいものだと信じきってた ときがありました。例えば二人で買い物に出かけるとか。しかし 現実はそんなに甘い ものではないようです。女の子は男の子より、母親に対して厳しい目で見るようですし、 母親もけっこう娘にライバル心があるようです。かと思うと父親に対しては昨日の ケンカも忘れてあっと言う間に”協定”結んだり、となかなか微妙な関係のようです。 だから 女房と娘の間に割って入るときはかなり神経を使う必要があります。 ただ 私には基本的な法則(?)があって 親を別格とすれば大事(大切)にする 順番を決めています。
 一番目は女房(または夫)
 二番目は子供(またはその夫、妻)
 三番目は孫
 四番目はペット(?)
この順番を間違えなければ家庭はなんとか保たれる、そう信じているのです。(笑) だから もし女房と娘がケンカしても基本的には私は女房の味方だし、どんなに孫が かわいくても子供の方が大事となるわけです。このことをさっきの奥さんに言ったら  娘さんへの不満解消にはならなかったものの、賛同を得ることができました。 それから こんなことは女房の前で言ったことはなかったので ちょっと気恥ずかしく、 また言った瞬間ちょっと奥歯が浮きそうになりましたが(笑)女房は悪い気はしなかった ようです。(私の推測ではかなり好感度アップになったはず・・爆)
ただ最近の世相では四番目のペットが一番目の座に就きそうな勢いとか、どうも 私の法則は成り立たない時代になって来ているようです。(残念!)

 それでは・・

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