<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例> その他

2007年1月14日(日) 車体番号打刻

三菱 パジェロ 車体番号打刻

 めったにない修理ですが 無いことは無いと思いましたので記して おきます。三菱パジェロ、車検で入庫した車ですが「車体番号」が腐食のため 読み取れなくなっていました。

 この車は車体構造がボディーとフレームに 別れているタイプなので 当然 フレームに「車体番号」が刻印されています。 最近の乗用車のように”モノコックボディー”だとエンジンルーム内に車体番号が 打刻されているので腐食するようなことはないと思いますが フレーム付きタイプの 車は路面からの影響を受けやすく 中には長い間に腐食が進行して番号が読み取れなく なることもあるようです。こうなると車検の前に車体番号の再打刻(職権打刻)が 必要なのでその準備に取り掛かりました。

○ 所有者の印鑑証明
○ 職権打刻にかかる誓約書
○ 当該自動車の同一性を証明するに足りる書面(製作証明書)
○ 車体番号の拓本
○ 原動機番号の拓本
○ 自動車検査証

 「職権打刻」に必要な書類は上記のようになりますが 上から三番目の「製作証明書」 については ディーラーさんを通じて メーカーより発行してもらう必要があるので 4〜5日はみておいたほうがよさそうです。以上の書類がそろったら運輸局に提出して 打刻の「承認書」を発行してもらいますが 実際には提出日の次の日になりましたからここでも 時間がかかることを予定しておいた方がよいと思います。
さてこれで打刻となるわけですが 作業の時はタイヤが邪魔になることが多いので タイヤ脱着の準備をして行った方が無難です。

う××××う

 今回はこのような車体番号が刻印されました。以前の車体番号が再打刻されるわけでは ありません。車検証には”富〔××〕××富”と記載されます。 逆に車検証に このような番号が 記載されているのを見かけたら その車は「職権打刻」を受けた車と言えます。 いずれにしろ車体番号の「職権打刻」を受ける時は 書類は特別難しいものでは ありませんが 少し時間がかかることを記憶に止めておかれたらよいと思います。

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