<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・電気・補機関係 i1050

2010年1月10日(日) プレサージュ

*故障名
 左ヘッドライトが消灯しない

*入庫時状況(赤がポイント)
 ヘッドライトの消灯後、しばらく左ヘッドライトが点いたままになる。バッテリーあがりになるので 修理して欲しい、との依頼があった。(何分後かには消えるようだ)

*修理詳細
 車を預かって何度か試してはみたが 症状は出なかった。この車のヘッドライトは「キセノン ランプ」を使用している。なかなか”左側のみ消灯しない”状態が出なかったが ある時ひとりが ライトの操作を行い、ひとりがライトの消灯を確認しているときに 消灯は左右同時なのに点灯時、 左側のライトが少し遅れて点くことが分かった。そこでエンジンルーム内にあるヒューズボックス を開け、ライト用のリレー(水色)を左右入れ替えてみた。そうすると今度は右側のライトが少し 遅れて点灯するようになった。この結果より、消灯遅れの症状は確認できなかったが 最初に着いて いた左ライト用のリレーが作動遅れを起こしていることが推察されたので取替えることにした。 リレー取替後は点灯、消灯共に異常は発生していない。尚、左用リレーには「1」、右用リレーには 「2」がペン書きされている。

*修理項目
 左ヘッドライト用リレー取替。

*関連記事
 キセノンランプとは
  白熱ランプ(ハロゲン球等)はフィラメントに通電させることによって発光を得ている。
  キセノンランプはキセノンガスを封入したガラス管内に電圧をかけ、放電させて発光
  させる。キセノンランプはフィラメントを使用しない方式なので 消費電力は少なく、
  寿命も長い。また 輝度も高い。HID、ディスチャージヘッドなどと呼ばれ、配線
  には高電圧が流れる部分があるので整備時には注意が必要である。

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