<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・電気・補機関係 i1041

2009年2月8日(日) セルボモード

ヒューズボックス

*故障名
 バッテリーあがり

*入庫時状況(赤がポイント)
 お客様の車ではないのだが ちょっとマレな故障例なのでー。
朝、イグニッションキーを回してもセルモーターの飛び出しがなかったので点検 してみるとバッテリーがあがっていた。

*修理詳細
 取り外したバッテリーを充電して再度とりつけたとき イグニッションキーがOFFなのに メーター内の各ランプ(シートベルト、サイドブレーキ、バッテリー、オイル)が 薄く点滅する症状が出た。また同時に助手席足元にある「キャブレターコントローラー 」から”カチカチ音”が出ていた。どうも駐車中に何らかの系統が作動してバッテリーを 消耗させたようだった。そこで運転席、助手席廻りの電気系を点検したところ、 ヒューズボックスを外すために傾けた時、コントーローラーの”カチカチ音”が止まる ことが分かった。また同時にヒューズボックスの中から水が出てきた。原因はほぼ このボックスであると思われた。ヒューズボックスを分解して見ると基板にサビが出ていた。水気とサビを きれいに取り除いて元の位置にボックスを取り付けてみると 電気系の変な症状は なくなり 以後バッテリーあがりも解消した。この車は以前に運転席ドアの ウェザーストリップ(ゴム)部分より雨漏れがあったとのこと、その時の水がどこかの 部品を伝わってヒューズボックスに侵入して悪さをしたものと推測された。以前に 経験したプラドの故障と同じく、車室内への雨漏れは予想もつかない電気系のトラブルを 起こすので要注意である。(ヒューズボックスは運転席足元奥)

*修理項目
 ヒューズボックス内のサビ、水気を除去。

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