＜故障・修理実例＞・・ボディ関係 h1020
2009年3月15日(日） ワゴンＲ
- 車名；スズキ ワゴンＲ
- 年式；H 16
- 型式；CBA-MH21S
- エンジン；K6A ミッション；MT
- 型式指定；12358 類別区分；0602
- 走行；4.2万㌔
- その他；
＊故障名
左ドアミラーレンズ取替
＊入庫時状況（赤がポイント）
接触により左ドアミラーのレンズがしっかり固定されなくなったので見て欲しい、
との依頼があった。（このミラーレンズの角度調整は手動式で熱線入りタイプ）
＊修理詳細
レンズを取り外して構造を見てみると、まずミラー本体側のセンターに大きな
球状の凸部がある、また周りに小さな球状の凸部が２箇所設けられている。この
３箇所の凸部に対してレンズ側の凹部がはまり、３点で保持する仕組みになっている。
尚 小さな２箇所の凸部は前後にスライドできる構造になっており、この動きを利用して
ミラーの角度を変える設計になっている。今回の故障は接触の衝撃によりレンズ側の
凹部分が破損したため保持ができなくなったものである。さて新品レンズの取り付け
だが まず大きな凸部にレンズをはめ込み、あとの小さな２箇所をはめれば取り付けは
終わる。しかしこの時小さな２箇所を同時にはめこもうとするとすごく硬く、ときには力が入り過ぎて
レンズを破損することも考えられる。スムーズにレンズを取り付ける要点は ミラー
本体とレンズの隙間を最大限に確保して小さな凸部１箇所のみにレンズの凹部を当てて
少し強めに押すことである。「パチッ！」っと音を立ててはまる。もう１箇所は２箇所が
はまっていることより 自動的に位置が決まるので再度少し強めの力で押すと「パチッ！」と
音をたててはまる。気温が低いときははめ込み部分をドライヤーで暖めてやればより
スムーズに取り付けができる。
＊修理項目
まずセンター→小１箇所→小１箇所の順番ではめ込む。
＊関連記事