<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ボディ関係 h1002

2006年10月15日(日) ダイハツ ムーヴ

テール ランプ

*故障名
テールランプ脱着

*入庫時状況(赤がポイント)
 夜遅く 事務所にいると「ブレーキの球が切れたので治して欲しい」との 依頼でがあった。しかしこの「ムーヴ;L150S」のテールランプを見ると縦方向の長い 形が特徴であり、取り外しは上の2個のボルトを弛めることはわかったが そのあと どのように力を加えればよいのかわからなかった。(初めてだったので) たぶんはめ込み式であることにはまちがいないのだが どの位置にどのくらいの数の クリップが使用されているのか全然見当がつかなかった。とにかくシャッターが閉まった 工場前だったので暗いのが致命的であった。微妙な動きでクリップ位置が推定できる ことをお客様に話をして明るい時に来ていただくことを了承してもらった。 無理に力を加えて万が一 テールランプユニットに亀裂がはいったらかなり高そうな ランプだったので慎重にならざるをえなかった。

*修理詳細
 再度入庫していただき修理を始めたが 実はお客様が来られる前にディーラーさんに 電話をして取り付けの方法と取り外しのポイントを聞いておいた。2個のボルトと水平方向 にクリップが5個使用されていることがわかった。それからクリップを取り外すとき  ボディとランプの隙間が少なく工具が入りにくいのでランプレンズ面に吸盤を取り付けて ランプ取り外し方向に力を加えるアイデアをも教えていただいた。さっそくこのことを 頭にいれて作業を開始した。まずボルト2個を取り外してランプの”しっかり度”をみて みた。ボルトを外してもランプの取り付けはかなり”しっかり”していた。かなりの力を 加えないと取れないように思えた。ということはランプ本体の破損のリスクも大きいことが 考えられた。お客様が見ておられるのでヘタなことはできない、というプレッシャーも あった。ボルトのあと、ランプの横を通っているウェザーストリップを取り外した。これは ウェザーストリップの下にあるボディの凸部をてこの支点として利用するためである。 直接ウェザーストリップの上から当てるとウェザーストリップが切れる恐れがあった。 次はディーラーさんから聞いたようにランプ下部に吸盤を取り付け 一人が抜く方向に 力を加え、もう一人がランプ中央付近に左右からプラスチック製のレバーをスキマに 差込み、一気に力を加えた。「パチーン!」という大きい音がしたので心配したが ランプに破損は認められなかった(一安心)。後は球を交換して組み付けるだけである。 尚、このムーブはリヤドアが”横開き式”のため右のテールランプの方が作業はやりに くい。(写真は実際に作業した車ではない)

*修理項目
テールランプ脱着、ストップ球取替。

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