<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ブレーキ関係 f1001

2007年02月18日(日) 日野 レンジャー

排気ソレノイドバルブ

*故障名
 排気ブレーキ効きっ放し

*入庫時状況(赤がポイント)
乗用車には付いていないのだが 4トン以上ぐらいの貨物車に付いているのが 補助ブレーキ装置である。今回の修理依頼はフロントエキゾーストパイプの途中に 排気ガスの流れをバタフライバルブで止めてエンジンブレーキの能力を高めるタイプの ものだが 減速時に排気ブレーキを作動させたあと 解除をしても排気ブレーキが ”効きっぱなし”になることがあるという修理依頼であった。

*修理詳細
排気ブレーキが効きっぱなしになると 当然走行中は力不足になり、またアイドリング時 はかなりエンジンがブレる。ある意味では排気ブレーキが”効かない”より始末が 悪いかもしれない。とにかく入庫があったのでさっそく”症状”の確認を行った。 「時々しかならない」とのことだったのでちょっと心配していたのだが 今回は点検を 始めてからそんなに時間をかけないうちに 症状の確認ができた。やはり時々 排気バタフライバルブがもどらないようである。この排気ブレーキシステムはそんなに 難しいものではなく そのシステムを理解していれば故障原因は意外と簡単にわかる ことが多い。この装置の作動には電気的な部分とバキューム部分(作動部分)に大きく別けることが できる。そしてこの電気系とバキューム系の接点になるのがバキュームソレノイドバルブで ある。だからこの部分で排気ブレーキが効きっぱなしになるのが電気的なものなのか、 バキューム的なものなのかを点検すれば あとの作業が非常にムダなくすすめることが できる。電気系なら 排気レバースイッチ、アクセルスイッチ、クラッチスイッチ等の 点検が必要となる。バキューム系ならバキュームソレノイドバルブ、排気チャンバー (又はシリンダー)、排気バタフライバルブ等の点検を行えば故障原因が見つかるはずで ある。今回は排気ソレノイドバルブに入っている電気が”OFF”になったにもかかわらず バキューム系が作動状態になったままだったので ソレノイドバルブの不良と判断を して部品(写真参照)を取り替えた。結果は良好であった。尚 運転席メーター内に ある小さな排気ランプは排気レバースイッチの”ON””OFF”を示すだけで 実際に 排気ブレーキが作動しているか、どうかとは関係ないので注意が必要である。(この 車だけかも・・)

*修理項目
 排気ソレノイドバルブ取替。

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