<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・タイヤ・足廻り関係 e1001

2006年05月14日(日) ビッグホーン

フロント 左ハブ

*故障名
走行時 異音

*入庫時状況(赤がポイント)
 走行中、ハンドル操作時に「カタカタ音」がするとのことで入庫した。 さっそく試運転をしてみたところ 確かに異音がでているのが認められた。

*修理詳細
 車輌をリフトアップして各ハブベアリングのガタをみてみたが特に手に感じる ようなガタはみられなかった。そこで試運転の時左の前から異音が出ているような気が したので その部分を集中的に点検することにした。もう1度ベアリングのガタがないか、 また回転時に異音が発生していないか、念入りに点検をしてみたが音として異常を 捕らえることはできなかった。こうなると後は目で確認するため 分解をしなければ ならないのだが ハブベアリングを目視点検するにはちょっとオオゴトの分解になるので まず4WD切り替え(手動式)ハブの分解、点検を行った。その結果 部品の破損、切粉 などは見られなかったがギヤのガタが大きかったので交換することにした。(名称; サブボディー、)。
取替え後の走行テストで 異音が出ることはなかった。
 余談になるが どうも車の足回りは左側の故障が多いように思われる。どうして?っと 自分なりに考えてみたのだが もし車の左右の軸重が均等に作られているなら 運転手 だけが乗る機会が多い右側の方が条件的に厳しいように思われるが このことはあまり 影響していないようである。むしろ道路の断面が排水のため球面状になっているので そのために左側に荷重がかかりやすいこと。それから左右のカーブ時を考えた時 左側が どうしても回転半径が小さくなるため左側の特にフロントに負荷が大きくかかることが 影響しているのではないかと思われる。これは大型車のフロント左側のタイヤに偏磨耗 が顕著に現れることからも 容易に想像できるが たぶん日本の国のように左側走行の 場合 カーブ時の負荷の差が左右の足回りの故障の差になってくることの主原因と思わ れる。最近のように乗用車のほとんどがFF車になったため より故障が出やすくなった ことは間違いないと思う。そう言えばFR車でこの手の修理をした記憶がない。
これは余談中の余談(笑)であるが お客様の中、特に年配の方のなかで左足に故障(膝 痛等)を持っておられる方が多いようである。(もちろん 車の足回りと関係ないと 思いますが 変な一致である。)

*修理項目
 ハブサブボディ取替。

*関連記事

タイヤ・足廻り関係に戻る  実例集に戻る  一覧表に戻る

TOPへ