<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ エンジン関係【不調】 c2100

2014年11月15日 ブルーバード

*故障名
 エンジンチェックランプ点灯

*入庫時状況(赤がポイント)
 最近、メーター内の「エンジンチェックランプ」が点灯したままになるので見て欲しい、との修理依頼があった。

*修理詳細
 エンジンをかけて試乗してみたが 特に異常を感じるようなことはなかった。ただ 走行後のアイドリング時、少しガソリン臭い 排気ガス臭がした。(不完全燃焼気味?) さっそく、ダイアグコードを読み取ったところ
  「P0171;空燃比リーン」
  「P1277;空燃比センサー、ヒーター系」
が表示された。ダイアグコードを消去後、走行してみると大きなエンジン不調は無し。チェックランプは点灯しなかった。 走行後のダイアグコード読み取りと排気ガス測定は
  「P0171;空燃比リーン」のみ表示
   CO 0.25% HC 50PPM (車検時測定値より高め)
 また 配線図を参考にカプラーで導通試験を行ったところ 空燃比センサーのヒーター回路と思われる個所に導通が見られなかった ので 高価ではあるが「空燃比センサー」を取替えることにした。センサー取替後は ダイアグコードの表示はなく、走行試験もOK。 次の日の朝一番のエンジンかかり、その後の暖機運転も良好、また「エンジンチェックランプ」が 点灯することも無かったので 修理を終えて納車することにした。今回の故障原因は 「空燃比センサーのヒーター系」が断線して 空燃比がリーン(薄く)になり、(やや不完全燃焼気味)「エンジンチェック ランプが点灯」したものと思われる。尚、「空燃比センサー」はエキゾーストマニホルドに取り付けられており、簡単に取替ができる。

*修理項目
 空燃比センサー(別名;エアーフューエルレシオセンサー)取替

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