<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン【始動不良】 c1028

2009年5月17日(日) ヴォクシー

フューエルプレッシャーセンサー

*故障名
 エンジン始動不良

*入庫時状況(赤がポイント)
 朝、エンジンをかけようとしたがかからない。前日まで異常はなかったのだがー、見に来て 欲しい、との依頼があった。

*修理詳細
 出張して点検したところ、バッテリーもセルモーターも正常であった。修理に時間がかかり そうだったので車を預かることにした。  まず プラグの点検、問題はなく電気系はOKのようである。そこで燃料系の点検に移ることに した。これまでの経験から 燃料系のトラブルで多いのがフューエルポンプとポンプリレーの 不良、しかし 今回はフューエルラインの途中まで燃料が来ていることがわかったので 今回の 故障原因とならないことが分かった。フューエルライン途中までOKと言うのにはちょっと理由が ある、実はこのエンジンは燃料直接噴射(直噴)タイプなのでフューエルラインの途中に直噴用の フューエルポンプが設けられている。今回このポンプの「入」側までは燃料が来ているのだが「出」 側から燃料が出ていないのである。点検方法をディーラーさんに聞いたところ、ポンプ自体とポンプ の関連部品である「フューエルプレッシャーセンサー」の点検が必要なことがわかった。特にこの センサーは単体で点検可能だが 手の入らないフューエルラインにあるため、かなり部品の取り外しが 必要となり、今回はディーラーさんの診断機を利用することになった。診断の結果、「フューエル プレッシャースイッチ」の不良が判明したので取り替えることにした。センサー取替え後、エンジン は問題なく始動した。尚 センサーの取替えにはかなり時間がかかる。またセンサー単体の点検は 点検電圧5V(乾電池等を使用)、出力電圧0.5Vを測定することで確認できる。

*修理項目
 直噴用フューエルポンプのフューエルプレッシャーセンサー取替。

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