<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・もれ【ボディ】 b6002

2006年07月23日(日)ホンダ CR−V

ルーフ 雨漏れ

*故障名
 雨漏れ

*入庫時状況(赤がポイント)
  運転席の床に水がたまる。どうも雨漏れがしているようなので見て欲しい。 特に梅雨に入って大きな雨が降ったあとは大量の水がたまるとのことであった。

*修理詳細
 以前にホンダのステップワゴンで雨漏れの修理依頼があったとき 雨の侵入 個所を見つけるのに非常に時間を費やしたが その時開発(?)した方法を今回も 使って見ることにした。原理は非常に簡単で 従来なら色々な部分に水をかけて 室内で水の侵入を確認していたのだが この方法だと水にかける圧力が限られるので 小さな穴からの水侵入などはなかなか見つけることができなかった。これに対して 弊社の方法は漏れの方向を逆に考えたもので車の室内から車外に漏れが発生していると いう発想である。具体的には車外の雨漏れをおこしそうなところにスプレー缶で泡を 吹きつけ 室内からはノズルの長いエアーガンで漏れが発生しそうな個所にエアー (エアー圧;最高7s)を 飛ばして車外の泡に変化がないかを調べている。漏れがあるとカニが泡をふいたように なるので 簡単に漏れ個所を見つけることができる。今回のCR−Vもさっそくこの 方法で行ったところ 運転席上の角(フロントガラス)付近に漏れが見られた。 この後はガラス屋さんの仕事なのでおまかせすることにしたが意外な事実がわかった。 漏れがあったのはガラスの張り合わせ部分ではなくルーフに設けられている溝の 底部分が腐食して虫食い状態になっていたのである。モールがあるためあたかも ガラスの合わせ面から出ているように泡が反応していたのである。溝のシーリング、 ガラスのシーリング、ボンネットヒンジ部のシーリングを施して お客様に納車を した。(写真参照)

*修理項目
溝及びガラス等のシーリング

*関連記事

もれ【ボディ】に戻る  実例集に戻る  一覧表に戻る

TOPへ