<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・異音・振動【エンジン】 a1025

2012年3月11日(日)車名

写真 写真

*故障名
 室内でのエンジン振動音

*入庫時状況(赤がポイント)
 車検で入庫の車。特に交差点等で停車した時(アイドリング、シフトDレンジ)、室内で「クックッ音又はグッグッ音」が聞こえるので  ついでに見て欲しい。との依頼があった。

*修理詳細
 この車両は以前にエンジンから異音がするとのことで 対策品のウォーターポンプに取替えを行った車。今回もその辺りが一番怪しいと 思われたので点検を行ったが その結果、今回の異音の発生源でないことが判明。そこでエンジン廻りを再度、点検したところ 意外な 部品が異音(振動音)の原因になっていることが分かった。その部品は「パワーステポンプのホースクランプ」。 パワーステポンプに入っている低圧ホースの振動を抑えるために プラスチック製のクランプがホース途中に使用されている。このクランプは ボディ側に取り付けてあるが 新しい時はホースの振動抑えの役目を果たしているものの 古くなって劣化するとホースの振動をボディに 伝えてしまうようである。すなわち「エンジン振動」→「パワーステのホース」→「クランプ」→「ボディ」→「室内異音」となる。 今回はこのクランプではなく、配線を束ねる時に使うケーブルタイでホースをクランプするように改良を行った。その結果、異音は無くなった。

*修理項目
 ケーブルタイを利用してクランプ

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