<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・異音【エンジン】 a1004

2006年11月12日(日) エクストレイル 

ベルトテンショナー

*故障名
 エンジン異音

*入庫時状況(赤がポイント)
 エンジン始動直後 エンジンの方から”変な音”がするので見て欲しいとの 依頼であった。走行時はあまり感じないとのことであった。

*修理詳細
 車を引き取り エンジンをかけてみると確かに異音がする。”ビビリ音”の ようでもあり ”回転音”のようでもある。さっそく エンジンアンダーカバーの ”ビビリ”から点検を行ったが異常は見られなかった。そこで次にエンジンルーム内の 点検に移ったところ エンジンファンベルトが錆で赤くなっているのに気がついた。 錆の出所はベルトの張りを調整するテンショナーが考えられた。エンジンをかけて テンショナーを観察すると センターに少しガタによる”ブレ”が見られた。長い ドライバーでテンショナー内部からの音を聞いてみたが 異常なしの音を聞いていない ので原因の決定とまではいかなかった。最終的にはテンショナーを外して左手で テンショナーを持ち、右手でプーリー部分を廻したところ あきらかに左手に振動 を感じた。もう異音の原因に間違いはないようである。ベルトとテンショナーを新品に 替えてエンジンをかけてみたところ ”異常音”はなくなっていた。このテンショナーは ぜんまいバネを利用しており けっこうの重量感があった。(写真参照)

*修理項目
 ファンベルト及びテンショナー取替。

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