くるまねっと22<故障・修理実例集>

<車の故障・修理実例集>・・異音・振動

異音・振動【エンジン】・・a1002

2006年08月10日(日)デュエット

エンジンヘッド

*故障名
 エンジンより異音

*入庫時状況(赤がポイント)
 走行時又はアイドリング時を問わず エンジンから変な音がするので見て欲しい、との 依頼であった。
さっそく入庫してもらい症状の確認を行ったところ 確かにエンジンあたりから「カタカタ音」 が出ていた。

*修理詳細
 試しにエンジン空吹かしをしてみたところ エンジン回転が下がるときに「カタカタ音」が後から ついてくるような感じがしたので たぶん動弁系の不具合に間違いがないものと確信 してタペットカバーの取り外しから始めることにした。カバーを取り外すとエンジン 異音の原因は意外と簡単にわかった。このデュエットの「EJエンジン」はカムシャフトが2本 ある「DOHC」方式なのだが 2本のカムシャフトのタイミングをギヤを介して行って いる特徴を持っている。そのタイミングギヤはエキゾースト側のカムシャフトにナットで 取り付けてあるのだが このナットが弛んだためギヤが所定の位置からズレて異音を 発していたのである。修理はエキゾーストカムシャフトとギヤ、ナット、シール等を 交換して良好な結果を得て終了したが なぜ取り付けナットが弛んだのか、については 明確な答えは出せなかった。ナットの取り付けは逆ネジになっていて 一応弛み止めの 対策はしてあるようだが この走行距離から考えると”もう一工夫”が必要なのかも しれない。

*修理項目
 カムシャフト、タイミングギヤ、シール等交換

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