<車の故障・修理実例集>・・異音・振動

異音・振動・・【エンジン】 a1001

2006年07月30日(日) パジェロ

タイミングベルト

*故障名
 エンジンより異音

*入庫時状況(赤がポイント)
 走行はできるのだが エンジンの方から異音がするので見て欲しい、との依頼であった。
点検の結果 エンジンがアイドリング状態でも「コンコン音」がはっきり聞き取ることが できた。しかも エンジン内部から出ているようである。エンジン内部の故障だと大事に なるのでちょっといやな予感がしたのだが よく音を聞いてみると重苦しい音ではなく 若干軽い音(表現が難しいのだが)のような気がしたのと 音の発生個所もエンジンブロック 内ではなく エンジンの前側あたりのような気がしたので”修理で治る可能性有り”と 判断をしてタイミングベルトの点検を行うことにした。

*修理詳細
 この「4D56型エンジン」にはクランクとカムのタイミングベルトの他にバランサー シャフトのタイミングベルトを有しているが このベルトの山の部分が5〜6個欠落して しまっていた。エンジン異音の原因はこれだったのである。バランサーシャフトが正常に 回転しないため 冒頭の「コンコン音」が発生したのである。今回のエンジンは記録を 調べたところ 前回タイミングベルト交換より ”8,3万`”走行でベルトが破損して いる。これまでの経験よりパジェロのタイミングベルトは”8万`”前後で交換しても 早くはないようである。(メーカー推奨はいくらになっているか、調べてみる必要がある。)

*修理項目
 タイミングベルト、テンショナー関係一式取替

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